カンタン英文法

1 自動詞・他動詞・目的語・補語・修飾語から始めよう

動詞を自動詞と他動詞に分けることがあります。

自動詞は目的語を必要としない動詞、他動詞は目的語を必要とする動詞です。

I have a dog. (僕は犬を飼っています)

のa dogを目的語と言います。目的語とは(主語の動作・状態を表す働きをする)動詞の対象となる語です。

I smiled. (僕はほほえんだ)

という文は、主語と動詞だけで成り立っています。だからsmiledという動詞は自動詞です。

I am fine. (僕は元気です)

という文にも目的語がありません。fineは目的語ではなく補語と呼ばれています。補語とは動詞の後について主語を説明する語です。

目的語と補語の違いを理解するために、次の英文を見比べてください。

I have a cat.

I am a cat.

上の文は「私は猫を飼っています」という意味で、下の文は「吾輩は猫である」という意味です。つまり上の文のa catは目的語で、下の文のa catは補語です。主語≠目的語、主語=補語の関係が成り立ちます。

 

文を構成する要素には、主語・動詞・目的語・補語の他に修飾語があります。

例えば、

I am fine today.(僕は今日元気です)

という文を見ると、主語+動詞+補語+修飾語で成り立っています。修飾語は、それがなくても文が成立する語句です。todayがなくても文が成り立つのでこれは修飾語です。

 

2 名詞・形容詞・副詞さえ分かればカンタン

名詞とは人や物などの名を表す語です。前に出てきたdogやcatは名詞です。

形容詞とは名詞の状態・性質・数量などを表す語です。前に出てきたfineは形容詞です。

副詞とは様態・時・場所・程度などを表す語です。前に出てきたtodayは副詞です。

 

これら3つの品詞を主語・目的語・補語・修飾語との関係で見ていきましょう。

名詞の働きは次の3つです。

① 主語になる: Time flies.(光陰矢のごとし)

② 補語になる: I am a student.(私は学生です)

③ 目的語になる: I have a dog.(僕は犬を飼っています)

 

形容詞の働きは次の2つです。

① 補語になる: I am fine.(僕は元気です)

② 名詞を修飾する: I have a cute dog. (僕はかわいい犬を飼っています)

 

副詞は修飾語です。主語・補語・目的語になりません。名詞以外を修飾します。具体的に言うと、

① 動詞を修飾する:The dog runs fast.

② 形容詞を修飾する:The dog is very cute.

③ 副詞を修飾する:That dog runs very fast.

④ 文全体を修飾する:Happily I found my lost bag.

 

見方を変えると、

主語・目的語になるのは名詞だけ

補語になるのは名詞と形容詞

修飾するのは形容詞と副詞

修飾語としての形容詞と副詞の違いは重要です。形容詞は名詞を修飾し、副詞は名詞以外を修飾します。

 

3 句と節ってなに?

句と節はともに2語以上で一つの名詞・形容詞・副詞の働きをするものです。

句と節の違いは、節の中には主語と動詞がありますが、句の中にはありません。

I like playing baseball.(僕は野球をするのが好きです)

という文では、playing baseball 2語で目的語、つまり一つの名詞の役割を果たし、主語と動詞がないので名詞句です。

 

The dog in the park is mine.(公園にいる犬は僕のものです)

という文ではin the park3語で名詞を修飾、つまり一つの形容詞の働きをし、主語と動詞がないので形容詞句です。

 

I live in Osaka. (僕は大阪に住んでいます)

という文ではin Osaka2語で動詞を修飾、つまり一つの副詞の働きをし、主語と動詞がないので副詞句です。

 

I think that she is cute. (僕は、彼女は可愛いと思う)

という文ではthat she is cute4語で目的語、つまり一つの名詞の働きをし、主語と動詞があるので名詞節です。

 

The man who wrote this book is a doctor. (この本を書いた人は医師です)

という文ではwho wrote this book 4語で名詞を修飾、つまり一つの形容詞の働きをし、主語と動詞があるので形容詞節です。

 

When I was a child, I wanted to be a succor player. (僕は子供だったとき、サッカー選手になりたかった)

という文ではWhen I was a child 4語で名詞以外を修飾、つまり一つの副詞の働きをし、主語と動詞があるので副詞節です。

 

それではこれから次のページの英文で主語・動詞・補語・目的語・名詞・形容詞・副詞をそれぞれ指摘してください。

 

What do you want to be? We all have dreams. I want to be a fireworks artist. I have two main reasons.

First, making fireworks is worth doing. This summer, I went to a festival to watch fireworks. Everyone enjoyed them. A few days later, I talked with a fireworks artist. I learned making fireworks is hard and dangerous. But if I make them, I can have fun and give pleasure to others.

Second, I like Japanese traditions. Last year I went to a museum. I saw some ukiyoe pictures of fireworks. I learned fireworks have a long history in Japan. I am interested in traditional shapes and colors of fireworks. I want to learn these and make new ones.

In conclusion, the sight and sound of fireworks disappear in a moment, but they remain forever in people’s minds. Such memories give pleasure to everyone. So, I want to be a fireworks artist. I have a lot of things to learn. But I will do my best. That is my dream.

 

 

 

ここから応用へ

1 動詞関係

①文型

I smiled.のように主語+動詞だけで成り立っている文の型を第1文型といいます。

I am fine.

のように主語+動詞+補語だけで成り立っている文の型を第2文型といいます。

I have a dog.

のように主語+動詞+目的語だけで成り立っている文の型を第3文型といいます。

 

文型には他に

I will give you this book.(僕は君にこの本をあげるよ)

I will make you happy.(君を幸せにするよ)

のようにやや複雑な文もあります。上の文は主語+動詞+目的語+目的語、下の文は主語+動詞+目的語+補語で成り立っています。

I will give you this book.

のyouを間接目的語、this bookを直接目的語といい区別します。

I will make you happy.

のhappyは目的語youの状態を説明する語なので目的格補語といい、

You are happy.

のhappyは主語youの状態を説明する語なので主格補語といい区別します。

I will give you this book.

のように主語+動詞+目的語+目的語で成り立つ文の型を第4文型、

I will make you happy.

のように主語+動詞+目的語+補語で成り立つ文の型を第5文型といいます。

 

② 時制(現在形・過去形・未来表現・進行形・完了形)

I have a dog. (私は今犬を飼っています)

は動詞の現在形を使って現在の状態を表しています。

主語が3人称単数の場合にはhaveの代わりにhasを使います。

I had a dog. (私はかつて今犬を飼っていました)

は動詞の過去形を使って過去の状態を表しています。

I will have a dog.(私は将来犬を買います)

は未来を表す助動詞willを使って未来の状態を表しています。

 

I am studying English now.(僕は今英語を勉強しています)

ではbe動詞の現在形+現在分詞を使って現在進行中の動詞を表しています。この形を現在進行形といいます。

I was studying English then. (僕はそのとき英語を勉強していました)

ではbe動詞の過去形+現在分詞を使って過去の一時点での進行中の動詞を表しています。この形を過去進行形といいます。

I will be studying English this time tomorrow.(僕は明日の今頃は英語を勉強しているでしょう)では

未来を表す助動詞will+be動詞の原形+現在分詞を使って未来の一時点での進行中の動詞を表しています。この形を未来進行形といいます。

 

I have lived in Osaka for ten years. (僕は大阪に10年住んでいます)

という文は助動詞have+過去分詞が使われています。これを現在完了形といい、この文は過去から現在までの継続を表しています。

I have read this book before.(僕は以前この本を読んだことがあります)

という文も助動詞have+過去分詞が使われています。この文は過去から現在までの経験を表しています。

I have finished my homework.(もう宿題を終えました)

という文も助動詞have+過去分詞が使われています。この文は過去から現在までの完了(現在はもう終わっている)を表しています。

まとめると、現在完了形は過去から現在までの継続・経験・完了を表します。

 

現在完了形について分かりにくい点は過去形との違いです。

I finished my homework.(過去形)とI have finished my homework.(現在完了形)ではどう違うでしょうか。日本語にするとどちらも「僕は宿題を終えました」となり、どう違うか分かりませんね。

前者は「過去の一時点で終えた」ことを強調した言い方で、後者は「現在はもう終わっている」ことを強調しています。過去形を使うときは、例えば

I finished my homework at 10.(10時に終えた)

のように通常終えたのはいつかを表す表現を使います。現在完了形では今終わっている状態を表すのでいつ終えたのはいつかを表す表現を使えません。

簡単に言うと、過去形は過去のこと、現在完了形は現在のことを表します。

したがって、「僕は3年前にハワイに行きました」と言いたいときは現在完了形を使えません。「3年前に」という過去の一時点を表すときは過去形しか使えません。

逆に童謡の「春が来た」という歌の気持ちを表したいときは過去形ではなく現在完了形を使いましょう。「今春が来ていて春の景色に囲まれている」様子を表せます。だからSpring came.ではなくSpring has come.といいましょう。

 

同様に、遠い過去の一時点から近い過去の一時点までの継続・経験・完了を表したいときは助動詞had+過去分詞を使います。これを過去完了形といいます。過去完了の特徴は基準となる過去の一時点を表す表現が必要だということです。

I had lived in Osaka for ten years when I met her.

は「私が彼女に会った」という時点で「10年間大阪に住んでいた」ということで「大阪に住んで10年たったころに私は彼女に会った」(継続)という意味になります。

I hadn’t been to London before then.

は「そのとき以前はロンドンに行ったことがなかった」(経験)という意味です。

When I got to the station, the train had already left.

は「私が駅に着いたときには列車は既に出発していた」(完了)という意味です。

 

未来の一時点を基準にその時点までの継続・経験・完了を表したいときには助動詞will+助動詞have+過去分詞を使います。これを未来完了形といいます。

I will have lived in Osaka for ten years next month.(来月で私は大阪に10年住んだことになる)(継続)

If I read this book again, I will have read it three times.(この本をもう一度読めば3回読んだことになる)(経験)

The cherry blossoms will have fallen by the time you come.(君が来るころまでに桜の花は散ってしまっているだろう)(完了)

 

③ 状態動詞と動作動詞の区別

動詞を自動詞と他動詞に区別する点については前に述べました。他に動詞を状態動詞と動作動詞に区別することがあります。

I am a student.

I have a dog.

という2つの文は現在の状態を表しています。したがってamとhaveは状態動詞です。しかし同じhaveでも

I have breakfast at seven.(私は朝ごはんを7時に食べます)

では動作を表します。

このように同じ動詞が状態を表す場合と動作を表す場合があります。

なぜわざわざこのような区別が必要なのでしょうか。

現在形の場合、

I have a dog.

は現在の状態を表しますが、

I have breakfast at seven.

は現在の動作を表しているわけではありません。動作動詞の場合、今していることは現在進行形で表します。それでは動作動詞の現在形は何を表すのでしょうか。

この英文から分かるように現在の習慣的な動作、つまり普段していることです。

I walk to school.

は「今学校へ行く途中です」ではなく「私はふだん歩いて学校へ行っています」という意味です。動作動詞の現在形は習慣的行為を表すので1回だけの行為には使えません。

 

しかし過去形の場合には動作動詞でも1回だけの行為を表せます。

I went there for the first time yesterday.(私は昨日初めてそこに行きました)

 

動作動詞の場合、継続を強調したい場合には現在完了形の代わりに現在完了進行形(助動詞have+be動詞の過去分詞been+現在分詞)を使うことがあります。

I have been studying English for two hours.(私は2時間英語を勉強しています)

I have studied English for two hours.

下の文も同じ意味ですが、上の方が継続していることを強調しています。

 

④ 受動態

be動詞+現在分詞は現在進行形、have+過去分詞は現在完了形を作りますが、be動詞+過去分詞は受動態を作ります。

Soseki wrote this book.(漱石がこの本を書きました)

This book was written by Soseki.(この本は漱石によって書かれました)

上の文を能動態、下の文を受動態といいます。結局同じことですが、前者はSoseki, 後者はThis bookを主語にしてそれぞれ強調しています。

能動態の文の目的語は受動態の文の主語にして書き換えることができます。

 

She gave me this book.(彼女は私にこの本を与えた⇒彼女がこの本を私にくれた)

という第4文型の受動態を考えてみましょう。

前に述べたようにこの文は目的語が2つあります。meを間接目的語、this bookを直接目的語という点を復習しておきます。能動態の文の目的語は受動態の文の主語にして書き換えることができるので、目的語が2つある能動態の文は次のように2パターンの受動態の文に書き換えられます。

I was given this book by her.(私は彼女によってこの本を与えられた⇒私はこの本を彼女にもらった)

This book was given (to) me by her.(この本は彼女によって私に与えられた⇒この本は彼女にもらった)

下の文ではtoを付ける方が一般的で自然な英文です。

 

 

 

We call our dog Taro.(私達は自分たちの犬をタローと呼んでいます)

という第5文型ではどうでしょうか。この文では目的語はour dogだけなので1つのパターンの受動態の文に書き換えられます。

Our dog is called Taro by us.

 

⑤ 助動詞

助動詞とは、動詞と組み合わさって動詞だけでは表せない話し手の気持ちなどを表現することばです。

I can swim.(僕は泳げるよ)

のようにcanは能力や可能性を表します。

 

I must go now.(もう行かなくちゃ)

のようにmustは義務などを表します。

You must be tired.(君は疲れているに違いない)

のようにmustはまた断定する場合にも使います。

 

You may sit here.(ここに座ってもいいよ)

のようにmayは許可を与える場合に使います。

You may be tired.(君は疲れているかもしれない)

のようにmayは推量する場合にも使います。

 

I will do my best.(全力を尽くします)

のようにwillは強い意志を表せます。

It will be fine tomorrow.(明日は晴れでしょう)

のようにwillは未来を推測する場合にも使います。

 

Shall I open the window?(窓を開けましょうか)

のようにshallは相手の意向を尋ねるときに使います。

Shall we dance?(踊りませんか)

のようにshallは提案するときにも使います。

 

You should be careful.(気をつけた方がいいよ)

のようにshouldはアドバイスする場合に使います。

 

⑥ 助動詞+完了形

You must have been tired.(君は疲れていたに違いない)

のようにmust+have+過去分詞は過去のことについて断定するときに使います。

 

You may have been tired.(君は疲れていたのかれしれない)

のようにmay+have+過去分詞は過去のことについて推量するときに使います。

 

You cannot have been tired.(君は疲れていたはずがない)

のようにcannot+have+過去分詞は過去のことについて否定的に強く推量するときに使います。

ちなみにcan+have+過去分詞という表現はありません。

 

You should have been careful.(君は注意すべきだったのに)

のようにshould+have+過去分詞は過去に実行しなかったことに対して非難・後悔するときに使います。

 

⑦ 仮定法

助動詞+have+過去分詞の形で注意すべき表現に仮定法があります。現実はともかく「もし~ならば~なのに」といいたいときに使います。

He would have solved this problem.(彼ならこの問題を解いただろう)

He could have solved this problem. (彼ならこの問題を解けただろう)

He might have solved this problem. (ひょっとしたら彼ならこの問題を解いたかもしれない)

いずれも現実に彼がこの問題を解いたのではなく、もし彼がその場にいたらという仮定の話をするときに便利な表現です。

would/could/mightはそれぞれwill/could/mayの過去形です。このように過去形の助動詞を使うときは仮定法の可能性が大きい点に注意しましょう。

 

同様に、

If I had known your phone number, I would have called you.(もし君の電話番号を知っていたら電話したのに)

という表現があります。Ifの中には過去完了形が使われ、過去の事実に反する仮定を表現します。これを仮定法過去完了といいます。

現在の事実に反する仮定はifの中で過去形が使われます。これを仮定法過去といいます。

If I were a bird, I would fly to you.(もし僕が取りなら君のところへ飛んで行くのに)

仮定法の文ではifの中でbe動詞を使いたいときは主語が何であれwereを使うことになっています。

Iが主語なのにwereを使うのは変ですね。このように敢えて変な表現を使うことで現実からの離脱を表しているのです。

 

 

 

2 名詞関係

① 名詞の働き(復習)

名詞については前に基本を説明しました。名詞の働きをもう一度振り返っておきましょう。

主語・補語・目的語になる

でしたね。

名詞以外に名詞句・名詞節も同じ働きをすることも学んだはずです。具体的にどういうものがあるか見ていきましょう。

 

② 不定詞

To get up early is good for the health.(早く起きることは健康によい⇒早起きは健康によい)

このようにto+動詞の原形を不定詞といい、動詞以外の働きをします。ここでは名詞句として文の主語になっています。

My dream is to be a professional soccer player.(僕の夢はプロのサッカー選手になることです)

この場合、名詞句として補語になっています。

I want to be a professional soccer player.(僕はプロのサッカー選手になることを望んでいる⇒僕はプロのサッカー選手になりたい)

この場合、名詞句として目的語になっています。

このように不定詞は名詞句として主語・補語・目的の働きをすることができます。

不定詞で注意すべき表現に疑問詞(how/what/when/where/who/which/whose/why/

whether)+to+動詞の原形で名詞句を作ることができます。例えば、

I don’t know how to play chess.(僕はどのようにチェスをすればいいのか知りません⇒ 僕はチェスの仕方を知りません)

I decided what to buy her for her birthday.(彼女の誕生日に何を買えばいいのか決めた)

 

 

 

③ 動名詞

Getting up early is good for the health.(早く起きることは健康によい⇒早起きは健康によい)

動詞のing形は現在分詞とこれまで述べてきましたが、動名詞と称して名詞句を作ることもできます。この場合、主語になっています。

My hobby is collecting figures.(僕の趣味はフィギュアを集めることです)

この場合、名詞句として補語になっています。

I like playing soccer.(僕はサッカーをするのが好きです)

この場合、名詞句として目的語になっています。

 

④ 名詞と冠詞

名詞の前に冠詞(a/an/the)がつくことがよくあります。冠詞は名詞を修飾する一種の形容詞です。どのような場合につけられるのでしょうか。

そもそも名詞には数えられる名詞(加算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)があります。

そして重要な考え方として「特定」というものがあります。「名詞が特定されている」場合と「名詞が特定されていない場合」を区別します。

例えば、目の前にいる犬のように話し手と聞き手が共通に理解しているものは「特定している」といいます。この場合、定冠詞theを名詞の前につけます。

The dog is cute.(その犬は可愛い)

このように特定している場合には、名詞の前に定冠詞theをつけます。この場合、加算名詞と不可算名詞で区別しません。

次に、「特定」されていない場合、加算名詞と不可算名詞を区別します。

不可算名詞の場合には冠詞をつけません。⇒ I need love.(私には愛が必要だ)

加算名詞の場合、単数か複数で区別します。

単数の場合、不定冠詞a/anをつけます。⇒ I have a dog.(私は1匹の犬を飼っています)

複数の場合、冠詞をつけません。⇒ I have dogs.(私は複数の犬を飼っています)

 

定冠詞theをつけるのは、その名詞が「特定」されている場合です。

不定冠詞a/anをつけるのは、その名詞が「特定」されていない場合で、加算名詞かつ単数の場合です。

これ以外は冠詞をつけません。

 

⑤ 代名詞

代名詞は名詞の代わりに用いることばです。自分のことをI、相手のことをyouなどという人称代名詞の他に、目の前のものをthis、遠くのものをthatという指示代名詞などがあります。

人称代名詞には格というものがあり、主語になる場合には主格(I/you/he/she/it/

we/they),名詞を修飾する場合には所有格(my/your/his/her/its/our/their), 目的語になる場合には目的格(me/you/him/her/it/us/them)と変化します。

また再帰代名詞というものがあり、英語では主語と目的語が一致する場合、目的語には再帰代名詞(myself/yourself/himself/herself/ourselves/yourselves/

themselves)を使います。例えば、

He killed himself.(彼は自殺した)

という文では主語と目的語が同一なので目的語に再帰代名詞himselfを使います。

 

 

 

3 形容詞関係

① 形容詞の働き(復習)

形容詞は2つの重要な働きがあります。もう一度確認しておきましょう。

She is cute.(彼女は可愛い)

この場合、形容詞cuteはこの文の補語です。

She is a cute girl.(彼女は可愛い女の子です)

この場合、形容詞cuteは名詞girlを修飾しています。

前者の用法を叙述用法、後者の用法を限定用法ということがあります。

 

② 前置詞句

Look at the girl on the bench.(ベンチに座っている女の子を見て)

この文のon the benchはその前の名詞girlを修飾(限定)しているので形容詞の働きをしているとわかります。このように前置詞が名詞を修飾する場合があります。また、特殊な例ですが、of+特定の名詞で補語になることがあります。

This computer is of help.(このコンピュータは役に立つ)

 

③ 不定詞

to+動詞の原形は不定詞ということは前に述べました。これは名詞句だけでなく形容詞句として前の名詞を修飾することもできます。

I have a lot of homework to do.(私にはしなければならない宿題がたくさんあります)

 

④ 現在分詞・過去分詞

現在分詞と過去分詞については前に述べました。be動詞+現在分詞で進行形、be動詞+過去分詞で受動態の文を作るということでしたね。

The dog is running.(その犬は走っている)

The window was broken.(その窓は割られた)

この2つの文において現在分詞・過去分詞を形容詞とみなし、文の補語になっていると考えられます。

形容詞の働きは補語になることと名詞を修飾することでしたね。現在分詞・過去分詞も同様に名詞を修飾することができます。

Look at the running dog.(その走っている犬を見て)

Look at the broken window.(その割られた窓を見て)

文法書では現在分詞・過去分詞の形容詞的用法と呼んでいます。単に名詞を修飾しているというだけですが。

このように分詞1語で名詞を修飾するときは、分詞+名詞の順になりますが、

Look at the dog running in the garden.(その庭で走っている犬を見て)

Look at the window broken by you.(その君によって割られた窓を見て)

のように2語以上で名詞を修飾する、つまり形容詞句になるときは名詞の後にくることになります。

 

⑤ 関係詞

関係詞を使って節を作り名詞を修飾することができます。関係詞といっても今まで習ってきた疑問詞(who/whose/whom/which/where/why/how)の他にthatを使います。関係詞を使ってできる節を関係詞節といい、前の名詞を修飾したり、補足説明をしたりします。例えば、

I have an uncle. He lives in Tokyo.(私には叔父がいます。彼は東京に住んでいます)

という2文を、whoを使って1文にすることができます。

I have an uncle who lives in Tokyo.(私には東京に住んでいる叔父がいます)

この2つの文を比較すると、heがwhoに変わっていますね。このように人称代名詞の代わりにwhoを使うことで1文にまとめることができるのです。このwhoを主格の関係代名詞と呼びます。heという主格の人称代名詞と同じ働きをしているからです。

前に人称代名詞には格というものがあり、主語になる場合の主格、名詞を修飾する場合の所有格、目的語になる場合の目的格というように変化すると述べましたが、関係代名詞も人称代名詞と同様に格があります。

 

I have an uncle. His wife is American.(私には叔父がいます。彼の妻はアメリカ人です)

I have an uncle whose wife is American.(私には妻がアメリカ人の叔父がいます)

このように所有格の人称代名詞hisは所有格の関係代名詞whoseを使って1文にすることができます。

 

I have an uncle. I like him very much.(私には叔父がいます。私は彼が大好きです)

I have an uncle whom I like very much.(私には大好きな叔父がいます)

目的格の人称代名詞himは所有格の関係代名詞whomを使って1文にすることができます。

 

以上のように関係代名詞の前の名詞(先行詞といいます)が人の場合のみにはwho/whomを使いますが、人以外の場合はwhichを使います。所有格の場合には先行詞が人以外の場合でもwhoseを使います。

I have a dog which was born last month.(私は先月生まれた犬を飼っている)

I have a dog whose tail is black.(私は尾が黒い犬を飼っている)

I have a dog which I like very much.(私は大好きな犬を飼っている)

 

 

 

4 副詞関係

① 副詞の働き(復習)

再度、確認しておきましょう。副詞は修飾語で、主語・補語・目的語にならず名詞以外を修飾します。

The dog runs fast.のように動詞を修飾する。

The dog is very cute. のように形容詞を修飾する。

That dog runs very fast. のように副詞を修飾する。

Happily I found my lost bag. のように文全体を修飾する。

 

② 前置詞句

I am in my room.(僕は自分の部屋にいます)

この文のin my roomは修飾語で動詞amを修飾しています。

I live in Osaka.(私は大阪に住んでいます)

という文のin Osakaと同じです。

be動詞の後に補語がくることがよくありますが、この文のように場所を表す語句がくることもあります。この場合、be動詞は「存在している」という意味です。

 

③ 不定詞

不定詞はこれまで名詞句を作り主語・補語・目的語にある場合、形容詞句として直前の名詞を修飾する場合を見てきました。他に不定詞は副詞句として名詞以外、すなわち動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾する場合があります。

I went to Paris to study French.(私はフランス語を勉強するためにパリへ行った)

I am glad to see you.(私はあなたに会えて嬉しい)

I was careless to make such a mistake.(こんなミスをするなんて僕は不注意だった)

To be sure, he does a good job.(確かに彼はいい仕事をする)

これらの文では不定詞は名詞以外を修飾しています。上から順に動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾していることが分かるでしょうか。具体的に何を修飾しているか分からなくても、消去法で名詞句でも形容詞句でもなければ副詞句になると考えてもかまいません。つまり、主語・補語・目的語でもなく直前の名詞を修飾していなければ副詞句であると判断しましょう。

 

④ 分詞構文

分詞構文とは、接続詞を使って節と節を結んで1つの文にしている表現を、現在分詞または過去分詞を使って簡潔にした構文です。どのように簡潔にしているかを見ていきましょう。例えば、

When I woke up, I found myself in a strange room.(目が覚めると、私は知らない部屋にいるのが分かった)

という文ではwhenという接続詞を使って2つの節をつなげています。この文を

Waking up, I found myself in a strange room.

という文に書き換えることができます。

As this book is written in simple English, it is widely read.(この本は簡単な英語で書かれているので広く読まれている)

という文を

(Being) written in simple English, this book is widely read.

という文に書き換えることができます。

 

見比べてみましょう。

When I woke up, I found myself in a strange room.

Waking up, I found myself in a strange room.

まず接続詞whenを省略し、次に2つの節の主語が一致している場合(ここではI)、主語を省略し、when節内の動詞wokeを現在分詞にしています。

As this book is written in simple English, it is widely read.

(Being) written in simple English, this book is widely read.

ここでは同じように接続詞asを省略し、主語がthis book=itで一致していますがthis bookを省略してしまうと文の主語が分からなくなるのでthis bookを後に移しています。そしてas節内の動詞isが現在分詞になっています。ただし文頭のbeingはよく省略されます。

 

 

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