第2回
2000年9月1日(金)
翌日、Housing, Residence Lifeで大学の近くにあるrealtorを紹介してもらって赴いたが、
「全く物件はないよ。」
とあっさり断られた。しかし、そのおじさんは親切で、
「隣のrealtorに行けばあるかもしれないよ。」
と親切に教えてくれた。
隣は偶然にも、Taichiという東洋的な社名が掲げてあり、日本人が3人いた。一人はアルバイト学生らしい。Momokoという女性が対応してくれて、やはりこの時期に探すのは難しいという。でも、hotel暮らしは大変だということで、日本人が経営しているBoston Quincy Houseという簡易宿泊所を紹介してくれた。住所は139 Billings Rd. Quincy MA 02171。そこでは一人1日20ドルで泊まれるが、食事は当然自炊。台所は自由に使っていいということだった。当分そこで暮らすことにした。しかし、大学から遠いので、電車とTで通う必要があった。
Momokoから時々電話がある。僕は携帯電話を持っていないので、なかなか連絡が取れないらしい。物件を紹介してくれるが、高すぎる。でも、物件の紹介以外にいろいろなadviceをしてくれるので有り難い。例えば、銀行に行って当座預金口座を開設することを勧めてくれた。こちらでは公共料金の支払は銀行自動引き落としではなく、checkを各会社に郵送するのが一般だという。それにはchecking accountが必要だ。MomokoにFleet Bank に勤めているJin Miyukiという人を紹介された。しかし、実際に口座を開設するには定住先を決めなければならない。
今はなるべくcredit card を使っているが、現金が必要なときはATMで日本のCitibankの口座から引き出すことにしている。Milner Hotelに泊まっているときは、朝食のパン食べ放題を利用して昼食の分ももらってきていたから、朝食代と昼食代は無料だった。Boston Quincy Houseで暮らし始めてからは、STOP&SHOPという近くの巨大なsupermarketに買い出しに行く必要がある。これが結構楽しい。自分で料理しないので、いつも買う物は簡単に食べられる物ばかりだが、日本にはない陳列物を見るのが好きになった。
台所を使っているとだんだんと顔見知りが増えてくる。やはりアジア系の人が多そうだ。僕は社交的ではないので、あまり積極的に話しかけないが、挨拶するだけでも連帯感みたいなものが湧いてくる。